「悩みってなんで次から次へと湧いて出てくるんだろう」
日常生活において、悩みは尽きることないですよね。
ですので、少しでも早く目の前の「悩み」を解決し、次に備えたいものです。
こんな時に役立つのが、「抽象度の上げ下げ」です。
なんとなく聞いたことはあるかもしれませんが、この「抽象度の上げ下げ」こそが、尽きることのない悩みの最強の解決方法であります。
こんな私も色々と悩み散らかしていたのですが、この方法で見事に片付けましたw
ですのでぜひ、共有させていただこうと思いました。
本記事ではどのように抽象度を上げ下げし、悩みを解決していくのか、わかりやすく解説していきます。
「抽象度の上げ下げ」とは?
そもそも抽象度とは?
「高い視点で物事を見る(捉える)」ということです。「俯瞰して見る」とも言えます。
視点が高いと幅広く色々なものが見えますが、詳細には見えません。
逆に視点が低いと幅広くは見えませんが、目の前の物が具体的に見えます。
つまり「抽象度を上げる」は、「より一層高い視点で物事を見る(捉える)」となります。
「抽象度を下げる」は、「物事をより一層、具体的に見る(捉える)」となります。
「物事」とありますが、物、思っていること、空間など、ありとあらゆることに対してです。
「抽象度を上げる」の具体例
私は群馬県に住んでいるのですが、「群馬県」の抽象度を上げていくと、下記のようになります
抽象度高い
- 地球
↑ - ユーラシア大陸
↑ - アジア
↑ - 東アジア
↑ - 日本
↑ - 東日本
↑ - 関東
↑ - 北関東
↑ - 群馬県
抽象度低い
という感じになります。
最初の「私は群馬県に住んでいる」から「私は地球に住んでいる」になります。なんとも壮大ですねw
この部分は「Google earth」置き換えて例えるのが、一番わかりやすいかと思います。
最初は抽象度MAXの地球ですが、特定の住所や地名を打ち込むと、一気に抽象度が下がって具体的に風景が見えてきますよね。
逆にそこからどんどん抽象度を上げていくと、地球になりますよね。この感覚です。
他にも違ったかたちの具体例を出します。
今度は「柴犬」の抽象度を上げていきます。
抽象度高い
- 生物
↑ - 動物
↑ - ペット
↑ - 犬
↑ - 柴犬
抽象度低い
このように、何に対しても抽象度を上げることができます。
「抽象度を下げる」の具体例は、単純に上記の逆なので割愛させてもらいます。
ではなぜ抽象度の上げ下げが、最強の悩み解決方法なのか解説していきます。
なぜ最強の悩み解決方法なのか?
まずタイトルには「抽象度の上げ下げ」とありますが、基本的には「上げる」だけで悩みは解決します。
上げることによって悩みは極限まで最小化し、悩みの概念自体もなくなります。故に最強の解決方法といえるでしょう。
なんじゃそれ感満載だと思うので、早速解説していきます。
ここでは「悩み」を、2パターンの抽象度の上げ方で解決していきます。
解決方法その①
その①では、先ほどお伝えしたGoogle earth方式で解決していきます。
例えば職場の人間関係で悩んでいたとします。
人間関係とはゆえ、「職場」で起きていることなので、その職場からGoogle earth的にぐーんと場所の抽象度を上げていってください。
職場から始まり、その地域全体→日本全体→地球と上げていくと、一瞬にして職場は見えなくなります。
そうすると、自分はいかに小さなところで悩んでいたのかと思えてくるはずです。
さらに世界で見ると、飢餓に苦しむ子供たち、内戦で明日生きられるかわからないなど、職場の人間関係の悩みなんて、比べ物にならないくらいの状況下にある人たちもいます。
このように対世界(地球)で自分の悩みを図ると、極限まで悩みを最小化することができます。
解決方法その②
その①が空間的に抽象度を上げたのに対して、その②では「悩み」そのものに焦点を当てた、抽象度の上げ方をしていきます。
悩みには様々なものがあります。
職場の人間関係、将来の不安、異姓の問題など多岐にわたります。そしてその殆どが、「ネガティブ」なものになります。
しかし悩みには「ポジティブ」なものもあります。
例えば「デートのコース決め」、「旅行の計画を立てる」などうれしい悩み、楽しい悩みなど、心がウキウキするようなポジティブな悩みを経験したことがあるでしょう。
つまりポジティブな悩みも、ネガティブな悩みも、抽象度を上げると同じ「悩み」なのです。
ではこれを踏まえて、「悩み」の抽象度を上げていきます。
抽象度高い
- 無
↑ - 妄想
↑ - 思っていること
↑ - 悩み
↑ - 様々な悩みや不安(ポジティブ、ネガティブ)
抽象度低い
抽象度を最大まで上げると、何も無くなります。
つまり「悩み」は存在しないのです。
悩みなど妄想に過ぎず、現実には何も起こっていません。
「何か起きてるから、悩んでるんだろ!」と総ツッコミを受けそうなので、先ほどの「職場の人間関係」を例に出して解説していきます。
ここでは逆に抽象度を下げて、具体的にどのようなことが原因で悩んでいるのか、掘り下げていきます。
「上司が嫌い?先輩のイジメ?同僚が腹立つ?」
職場の人間関係の悩みとは、大体このような感じかなと思います。
しかしこれらは、「嫌だなぁ」と思っているだけで、実際には背を向けていませんか?
厳しい言い方かもしれませんが、ちゃんと向き合わず、逃げているだけではないでしょうか?
これでは悩みとは言えず、「悩み」だと思っているだけです。
それはただの妄想であり、そこには何も無いのです。
以上、2つの解決方法でしたが、このどちらかの方法を駆使し、ご自身の悩みが解決に向かったと思えたら、ここまでで大丈夫です。
しかし「まだ解決しない」、「なんか腑に落ちない」と思っていましたら、次にお進みください。
完全解決は抽象度を最下層まで下げる
抽象度を上げてもまだ悩みが解決しない場合は、今度は逆に抽象度を最下層まで下げます。
抽象度を下げると、物事が具体的に見えてきます。
つまり悩みの根幹部分に向き合うということです。
先ほどもちらっと書きましたが、「職場の人間関係」の例で、具体的にどの部分で悩んでいるのか掘り下げましたよね。
この部分を背を向けずに、徹底的に向き合い、解決していくのです。
もし人間関係が改善せず、「会社辞めたいなぁ」と思っても、それは逃げじゃないです!立派な解決策の1つです。
誰しも嫌なことは目を背けたり、背を向けたりしたくなるものです。ですのでそれが不安となり、悩みとなるのです。
だったら「悩み」になる前に、しっかり向き合い解決しましょう!
こうして抽象度を最下層まで下げることによって、悩みの根幹を洗い出し、徹底的に向き合い、完全解決に向かうのです。
以上になりますが、抽象度の上げ下げに慣れてきたら、本記事で紹介した解決方法だけでなく、ご自身のオリジナルの抽象度の上げ方、下げ方で解決されていくのもいいかと思います。
以上です。
お疲れ様でした!